DAWN

2019年の始まり

年末に行われたボクシングのエキシビションマッチのある試合をYoutubeで見たのが2018年の締めくくりだった。
若い日本人とフロイドメイウェザーという選手の戦いだった。
日本人の若者はあくまでスポーツとして格闘技をやってきたような雰囲気だった。
才能や環境に恵まれて生きてきたような柔らかいムードが背中から漂っていた。
一方でフロイドメイウェザーは真逆だった。
才能や環境ではなく、ボクシングをやるしかなかった運命を生きてきた男の背中だった。
何回も死を覚悟した人間が持つ雰囲気。
体格差や経験の差もあると思うが、命を懸けるしかなかったことは運命としかいいようがない。
目標もなく、夢もなく、ただ生きてる実感を得るためには戦うしかなかった男は強かった。
子供を躾けるように日本の若者を倒し踊っていた。
僕はこの試合を見て改めて考えさせられた。
殴られながら育った人がやる殴り合いのリアルとメディアを通して知る憧れのスポーツでは拳の重さが違う。
2019年、日本人はリアルを取り戻すことになるような気がした。
温床の上では自分の姿を自分の都合でしか捉えることができない。
本当の自分から目を逸らしている悲しい現実を自覚できないまま大人になってしまう。
そんな今の日本の現実は覆らなければならないと痛感させられた試合だった。
今年はどんな1年になるだろうか。
少なくとも昨年生きてきた世界とは全く別の世界で生きていくような気がしている。
今年もどうぞよろしくお願いします。